大は小を兼ねない
新しくワンコを迎えようと考えていらっしゃる方がこのブログを目にされたなら・・・
犬の場合は大は小を兼ねないという事をぜひ覚えておいてください。
勿論家族として迎える訳ですから好きである事は大切ですが、犬種にこだわらないのなら小型犬をお薦めします。
理由は簡単です。大きい犬種ほど一緒に暮らすのが大変だからです。
大型犬はきちんと躾をしなければ散歩中に他人や他の犬を傷つけてしまうかもしれませんが、小型犬の場合はいざとなれば小脇に抱えてその場を立ち去る事が出来ます。
犬は吠えます。咬みます。これについても小型犬の方が声も小さいですし、咬まれてもダメージが少なくて済みます。勿論吠えも咬みもトレーニングや環境整備によって克服しなければならない問題ですが、例えば愛犬に咬まれて「怖い!」と思ってしまったら、それからは愛犬は嫌なことを全て咬んで拒否しようとします。吠えてうるさいからとこちらが折れてしまったら、吠えれば要求が通るとなってしまいます。これらの事は犬の体が大きいほど重大な問題となります。勿論チワワに咬まれても血は出ますが、大型犬にガブリとやられたら神経が切れる場合もあります。柴犬レベルでもです。
経済的な面でも小型犬の方が負担が少ないです。食費、医療費だけでも大きな犬種だと数倍以上になります。元々医療費は実費ですから体重が重いほど何でも値段が高くなります。犬にも保険はありますが、人間の健康保険制度とは違います。1年で使える回数に限度があり、金額にも規定があります。保険料も毎年上がります。
写真には8種類のワンコ達が写っています。一番小さいチワワ、トイプードル、ミニチュアダックスフント、ジャックラッセルテリア、フレンチブルドッグ、キャバリア、ボーダーコリー、柴犬、MIX犬(小型犬)もいます。皆可愛いですが、10㎏を超えるワンコ達はお世話ひとつもとっても大変です。5㎏以上のワンコに咬まれれば病院に行って治療が必要です。15㎏以上の犬種だと散歩で引きずられる事もあります。(注)写真の右側が切れてしまい柴犬とジャックラッセルテリアが写っていません。
一緒に暮らすという事は楽しい事ばかりではありません。飼い主側の事情が変わる事もしばしばあります。それでも最後まで家族として支えあって行くには飼い主さんの性別、年齢、職業、家族構成、性格、環境などが大きく影響してきます。
ちなみにあえて触れますが、この写真の中で一緒に暮らすのに大変な犬種は「ボーダーコリー」「柴犬」「ジャックラッセルテリア」「フレンチブルドッグ」「ビーグル」です。勿論その他の犬種が楽だという訳ではありませんが、体格が大きい、神経質、スタミナ抜群、興奮しやすい・・・などの犬種特性があります。
犬育ては子育てと似ています。犬友達がいれば楽しいでですし、保育堂の様な環境(保育園)で過ごす事もとても大切です。どうしても家族には甘えやわがままが出やすいからです。
公共の場で大人しくできる、散歩で興奮しない等々、普段から自宅以外で過ごす環境があるとないでは箱入り度がかなり違ってきます。写真のワンコ達は保育堂で社会化を進め、それぞれに色々ありますが飼い主さんとの絆を深めているワンコ達です。