子犬は見ているだけで笑顔になります。触ると暖かくてフワフワしていて抱っこすると 顔を舐めてきて幸せな気持ちになります。
以前は賃貸住宅や集合住宅では犬との暮らしはNGでしたが時代と共に変わってきました。
憧れていた犬との暮らし、家族からせがまれて子犬を迎えることになった等、色々な理由があると思いますが、犬との暮らしは想像を絶する事の連続です。それを覚悟していただきたいので、保育堂のホームページに載せる事にしました。最後までお読みいただき、ぜひご家族で話し合っていただければ幸いです。

犬と暮らすと雑用が今の4倍くらい増える事を覚悟してください

掃除、洗濯、片付けが増えます。
トイレの失敗は当たり前。トイレも直ぐに覚える子もいますが覚えない子もいます。猫ちゃんはちゃんとトイレでしてくれますが、犬のトイレトレーニングはとても大変。失敗すれば掃除と洗濯と後片付けが待っています。でも決して怒ってはいけません。


子犬のうちは家具を咬んだり、ちょっと目を離すと家中がすごい事になります。ゴミ箱を漁る、コードを齧る、段ボールやティッシュペーパー、トイレシートをビリビリに破るなどなど…恐らく1~2歳児の子供のいたずらに等しいか、それ以上だと思ってください。

子犬は寝るのが仕事ですが、鳴くのも仕事です

子犬のうちはほとんど寝て過ごします。20時間と言われています。排泄回数が多い為、長時間続けて寝る事がないので、夜中、明け方になると構って欲しくて吠え出します。夜中も排泄の片づけをしなければなりませんし、犬の鳴き声は深夜や明け方はご近所迷惑のレベル、結構大きいです。中型犬以上になれば更に音量アップ。
うるさいからと構ってあげると、そこで子犬は学習します。「吠えれば構ってもらえる♪」と。吠えるから抱っこすると抱っこが当たり前に。抱っこ癖は飼い主さんが原因です。
吠え対策は最初が肝心。プロに相談するのがベストです。

犬はとにかく元気です

子犬は元気の塊です。体は小さくてもそのエネルギーは想像以上です。
犬もシニアになれば寝てばかりいますが、2~3歳位まではエネルギーに溢れていますので飼い主さんがきちんと向き合ってあげないと、そのエネルギーを

  • 吠える
  • 咬む
  • 壊す

などで発散します。

犬は咬むことで意志表現をします

犬には手がありません。何でも口を使います。
犬同士で遊ぶ時も口を使います。咬むのにもレベルがあり、そのレベルで犬同士がコミュニケーションを取るのですが、子犬のうちに親兄弟から離されてしまうと、咬む勉強が出来ません。通常は飼い主さんの手と足を咬んで遊ぼうとします。人の手と足は良く動くので、動くものを追うのが楽しい犬は甘咬みするのです。遊ぶ、拒否する、攻撃する…全て咬みます。飼い主さんの正しい対応が必要です。

犬はとても保守的です

犬は人が思っているよりもずっと保守的な動物です。いつもと違う事が苦手です。
逆に言えばいつもと同じだと安心するタイプですので、箱入り娘・息子で育ててしまうと外が苦手になります。知らない人、動物、自転車、バイク、車、物音などに吠えたり唸ったりする様になります。そして知らない物に慣れるのにはとてもとても時間が掛かります。

犬の社会化、ご存じですか?

生後3か月の時から色々な経験を積んで苦手な物を減らすトレーニングです。

怖いと思う前、つまり子犬のうちに自宅以外の場所で過ごしたり、家族以外の人と過ごす、他の犬と過ごす等、社会経験を積み自信をつける。犬の保育園の意義がここにあります。

犬が遊ぶのは子犬のうちだけ

ドッグランで犬同士が楽しそうに遊んでいる光景を夢見る飼い主さんが多いのですが、犬が遊ぶのは子犬のうちだけです。勿論性格や環境により個体差がありますが、多頭で生まれ、兄弟で団子になって遊ぶ経験をしっかり積んでいる子は成犬になってからも遊びますが、生後2か月で兄弟から離され、犬と全く触れ合わない環境では遊び方すら忘れています。犬は成長が早く、生後半年近くなると防衛本能が強くなり、犬が近づくだけで吠えたり唸ったりし始めます。子犬を迎えた時に社会化や犬同士のふれあいをスタートさせる事がとても大切です。

犬と暮らすのはお金が掛かります

犬の医療費は高額です。毎年の予防接種やノミダニの薬だけでも何万円もかかります。
更にお腹を壊したり、熱を出したり、現在の犬たちは血統書付きのセレブ犬がほとんどなので、あまり丈夫とは言えません。雑種で外飼いの時代とは全く違います。
1回病院に行くと大きい方のお札がお財布から出ていきます。
その他トリミング代、ドッグフード代、オモチャ、首輪、リード等々…。

飼い主さんの生活スタイルに合った犬種選びを

犬は800近い犬種が存在します。猫は100種くらいだそうですからダントツに多い。
それは犬が人の暮らしと密接に関わっていて、色々な仕事を任されてきたからこそ。
猟犬だけでもたくさんの犬種が存在します。見た目の可愛さも大切ですが、一緒に暮らす家族がどんな歴史から生まれて来たのか、どんな特徴があるのか、ぜひ知って下さい。
良く吠える犬は吠える様に育種されてきたのです。トイプードルは毛が抜けないからお薦めではありません。毎月のトリミング代は人の美容料金よりも高額です。特に猟犬や牧羊犬は仕事をする犬ですからスタミナ抜群。運動量が多く、歩く散歩だけでは疲れを知りません。散歩しなくて良い犬はいません。まずは自分で調べて犬博士になってください。

自分の犬が一番かわいい

上記の様な大変なおもいをしても、飼い主さんは「自分の子が一番可愛い」と仰います。私も間違いなくその1人です。
では何故可愛いか?
お金もたくさん掛かり、世話も本当に大変ですが、犬は飼い主さんが大好きでいつも全身でその愛を表現してきます。決して裏切ったり、陰で悪口を言ったりしません笑。

だからこそ責任があるのです。
シニアになったら歩けなくなり、介護のお世話が待っています。
認知症になる子もいます。
最後の最後まで、飼い主さんを100%信頼している愛犬のお世話をしなければなりません。
愛犬の15年後、貴方は何歳ですか?
愛犬の最期を看取るのが飼い主さんの愛情です。そして責任だと私は思います。