犬の社会化が出来る保育園は川崎市の犬家保育堂

 



小さなお子さんをお持ちの方へ


子供の情操教育には犬が良い。また、アニメ等で名犬が主人公の子供を助ける…という様なイメージが先行していますが、子育てと犬育てを一緒にやるのはかなりの苦労を伴います。実は飼い主を咬んでしまう犬の多くは小学生以下のお子さんが家族にいらっしゃるケースが多いのです。
それは何故か?というと、お子さんが愛犬をぬいぐるみやオモチャ扱いしている為に犬にストレスが掛り、犬は悲鳴をあげる代わりに「咬む」という行動に出ているからです。子犬の躾にはきちんとしたルールが必要です。昨日と今日で、パパとママで違ったら子犬は混乱します。結果としてトレーニングは成功しません。いつでも、誰でも同じ対応をするからこそ、犬はやって良い事と悪い事を学んでいきます。これを小学生低学年以下のお子さんにも徹底する事がかなり難しいのはお分かりかと思います。
一番やってはいけない事は、お子さんと子犬だけで遊ばせる行為です。お子さんと子犬が一緒に遊ぶ時は必ず大人の目が届く(同じ空間にいるだけではなく、きちんと観察出来る環境)場所で遊ばせ、子犬には必ず安心できる場所(ハウスやケージ)で過ごさせる等、愛犬に出来るだけストレスを掛けない事がとても大切です。
犬にも個性があります。上手にお子さんと付き合える犬もいるかもしれませんが、やはり犬と人は同じ動物ではありませんから子供と子犬は一見仲良く遊んでいる様に見えても対等ではない事を念頭に入れておいてください。犬にとって嫌な事(耳や尻尾を引張る。触りまくる。追いかける。足を引っ張る。無造作に抱っこする等)を良くやるのが子供です。犬は追いかけられれば逃げます。それを楽しんでやっているのか、追いかけられるから仕方なく逃げているのか、お子さんは勿論判断出来ません。大人が一緒にいて、お子さんに犬への正しい接し方を教えていきましょう。
犬は群れ社会で生きる動物なので、家族に順位を付けると言われています。
パパさん、ママさんは自分(犬)よりも上位だとしても、お子さんは下位になる可能性が非常に高いです。そうなるとパパさんには咬まないのにお子さんには咬むと言う様な現象も起こってきます。
犬と暮す生活はとても楽しいのですが、お子さんの教育と犬の躾はそれぞれ必要です。犬とお子さんを一緒にしておいたら勝手にやってくれる訳ではありません。犬がお子さんの情操教育に良いと言う場合は、犬もお子さんもきちんとルールを守っていてこそ成り立つ話だと思います。そのルール作りをパパさんとママさんがしっかり監督出来るのなら、楽しいワンコライフが待っている事でしょう。