保育堂が年齢制限なしの理由

普通「保育園」と聞くと子供というイメージがあると思います。犬の保育園「犬家保育堂」も生後3か月の子犬から通っていただくのがベストです。「保育堂の存在を知った時愛犬は子犬ではなかった!」という方は何歳からでも社会化、トレーニングをスタート可能です。子犬に比べると進み方は緩やかになりますが、7歳で保育園生になった子もいます。そして、「社会化、躾も終わってるけど・・・」という方も保育堂に愛犬をお預けいただいています。オープン時から登園しているワンコ達はもう8年目。

今日はその理由を書いてみようと思います。

社会化、躾は続けることでその効果を最大限に発揮します。例えば車の運転。ペーパードライバーと似ています。教習所に通っていた時は運転出来ていても、その後運転していなければ運転技術も自信もどんどん低下してしまいます。保育堂に通う事は、自宅以外の場所で過ごすという大切な経験を積んでいるのです。

長い犬生の中では、入院やホテル、更には災害非難など、色々な事が起こります。犬はいつもと同じでないとストレスを感じやすい動物ですので、自宅以外の場所で家族と離れて過ごす事は大きなストレスになります。ご飯も食べない、排泄もしない、夜も眠れない、不安で泣き叫ぶ・・・これ結構普通にあることなのです。日本のペットホテルは夜間無人の所もまだまだ多いので、更に不安が増すことでしょう。(保育堂は店舗兼自宅ですので24時間有人ケアが受けられます)

保育堂に継続登園している子たちは、いざお泊りになった時でもストレスを最小限に出来ます。普段から自宅以外の場所で、家族以外の人と過ごしているからです。自宅以外で過ごす習慣がある子は、保育堂以外の場所でも順応性があります。

成犬になってくれば、犬同士で遊んだり、目に見えて楽しそうにしている事はなくなりますが、犬は結構観察する事も好きなのです。自宅でも飼い主さんを観察している訳ですから、保育堂でも他の犬やスタッフをよく観察しています。園長は良くワンコ達の視線を感じます笑。また子犬とシニア犬の触れ合いも世代を超えた感動があります。そしてそれらが脳トレになっていると実感します。

保育堂に長く通っている子達の見た目年齢は皆若いです。園長が健康管理にもうるさいので、体重管理などもしっかりされている事もあり、10歳以上のシニア犬も6~7歳の子と全く変わりません。恐らくそれは自宅にいるだけの生活よりも刺激がある生活、人で言えば仕事をしていたり学校に行っているのに似ているかもしれません。保育堂の最年長ワンコ、15歳のMダックスのT君は毛並みも艶々☆。認知症もなく、オムツもしていません。

若い子には若い子の、シニア犬にはシニア犬の継続登園のメリットを感じている園長です。