一昨日のブログで｢シニア柴犬の叫び｣という記事を書きましたが、それでは柴犬の飼い主さんにはどんな選択肢があるか？私個人の意見ですが、書いてみたいと思います。
まず写真の柴犬は7歳の柴犬の女子ですが、来月初めての長期お泊りを予定しているので、場所慣れ、人慣れの為に保育堂に練習に通ってもらっています。
7歳で初めてのお泊りの柴犬ですからとてもハードルが高いので、その為の準備を承諾してもらい、本番までに10回は練習に通ってくださいとお願いしています。
今日で5回目。
最初は保育堂の門を入るのを嫌がっていましたが、前回（4回目）から抵抗せずに入って来るようになり、5回目で初めてスタッフとの散歩でオシッコをしました。
本番がどうなるかは私も予想できませんが、彼女にとって保育堂が緊張する場所ならば、｢食べない・排泄しない・眠れない｣となり、体調を崩してしまいます。
ストレスから下痢や嘔吐になっても、すんなり病院に連れて行かれるかも分かりません。元々ワンコは病院嫌いなので、家族以外のスタッフと病院に行かれるかどうか？も難しい問題なのです。
写真の柴ちゃんの練習のお預かり時間も、少しずつ長くしていますが2時間から始め、今は4時間です。
もうひとつ、私がシニア柴犬のホテル預かりの相談を受けた時提案する方法があります。
それは｢馴染みのペットシッターさん｣を作っておく事です。
以前も12歳のシニア柴犬の男子の預かりを頼まれ、泊まりは難しいので日帰りでと時間短縮し、お試し預かりをした事がありましたが、近付くだけで唸り、咬みつかんばかりで、預かり中も叫び続けたので2時間の予定を切り上げて送って行きました。
その時、飼い主さんには｢ご家族以外に仲良しさんを作ってください｣とお願いしました。
日本ではまだペットシッターは馴染みがありませんが、普段から定期的に自宅に来てもらい、散歩も一緒に出来る様にしておけば、いざ家を空ける時に鍵を預けてでも愛犬を頼む事が出来ます。
柴犬は家から出る事を極端に嫌いますし、シニアとなればホテルに泊まる事はストレス以外の何ものでもありません。
ペットシッターさんへのオーダー内容にもよりますが、1日2回～3回様子を見てもらい、散歩とご飯のお世話をしてもらい、あとは慣れた自宅でゆっくり過ごしてもらうのが、ホテルに泊まるストレスよりはずっと楽ではないか？と私は考えます。
留守中の愛犬の様子は、カメラとスマホで確認出来ますし、愛犬の性格と年齢にもよりますが、自宅でお留守番をするという選択肢もある事を知っていただきたいのです。
勿論出掛ける直前にペットシッターさんに頼むのでは一緒にお散歩も難しいと思われますので、目の前に予定が無くても、お願い出来る方を準備しておく。
愛犬の為に飼い主さんが普段準備すべき事、ぜひご家族で話し合ってみていただけないでしょうか？
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犬家保育堂
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