今回迷い犬の保護→飼い主さんの元へ帰るまでの一連の流れを通して感じた事を少し書きたいと思います。
①迷い犬にさせない環境づくり
家の外に出たとしても、直ぐに表に出られない様に門扉やフェンス等の環境を整える。
出来れば扉の外に出る時は「ヨシ」の許可をもらってからという躾を日常から行っておく。
外飼いの場合はリードを係留してある杭や柱が不安定になっていないかチェックする。
②迷い犬になってしまった時、直ぐに家に戻れる為の名札付（名前と電話番号）首輪を付ける。
勿論鑑札やマイクロチップの装備があれば身元は判明しますが、出来るだけ早く家に戻る為には首輪に連絡先の表記がある方が多くの人の手を介さずに飼い主さんに連絡がつくはずです。
今回のように12時間以上も歩き回って疲れ切っている状態で、更に別の場所に移動させられたり、知らない人に取り囲まれるのは精神衛生上好ましいとは思えません。
③迷子になっている間に交通事故に遭わない為に、普段から家族以外の人にも慣れておく事は大切です。
保護したくても逃げ回る、咬みつく様では保護出来ません。勿論普段と違う状況ですから知らない人に友好的にというのは難しいかもしれませんが、普段から家族以外の人に吠える、唸る場合は保護したくても出来ず、結果長時間放浪して危険に晒されることになりかねません。
④犬の中には元々放浪癖があるタイプがいて、ほおっておいてもそのうち自分から帰ってくるのだそうですが、今回の迷い犬の場合は自宅から出たにも関わらず半日経っても家に戻れませんでした。
愛犬が行方不明になったらまずは付近を捜索し、見つからなかった場合は早めに警察や動物愛護センターに問い合わせてみてください。
⑤愛犬を車に乗せる事も多いかと思いますが、扉を開けたら飛び出して行ってしまった・・・とならない為にも、
車内では愛犬はクレートに入れる。
座席に犬用のシートで対応する場合はリードで固定するか、
扉が開いても飛び出さない様に躾をしておく等、
知らない場所で愛犬が迷子にならない為の対策をあらかじめ立てておきましょう。
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